福岡市の海の中道海浜公園が「滞在型レクリエーション拠点」に、宿泊やアクティビティ備える「パーク・ツーリズム」
福岡市東区の海の中道海浜公園が「滞在型レクリエーション拠点」として整備される。国の公募設置管理制度「Park-PFI」を活用して官民連携で取り組み、公園内に宿泊施設やレストラン、アスレチックなどの機能を整備。公園そのものが観光の目的地となる「パーク・ツーリズム」を実現する。
国土交通省九州地方整備局による「海の中道海浜公園官民連携推進事業」に三菱地所、積水ハウス、公園財団、オープン・エーが民間事業者に選定されており、5月17日、公募設置等計画を認定。今後、滞在型レクリエーション拠点の整備を7月に着工、来年3月のオープンへ歩みを進める。
同事業では、東西約6キロ、面積約300ヘクタールという広大で自然豊かな国営公園である同園で、「憩う」「学ぶ」「遊ぶ」を体験できる宿泊施設やレストラン、アスレチックなどを整備。この拠点を中心に周辺地域と連携したアクティビティを企画し地域の活性化にもつなげていく。
具体的には、宿泊施設は最大直径約6メートルの球体テントを設置。ヴィラ棟やアウトドアリビング、シーサイドキャビンと様々なタイプを用意する。園内の滞在時間向上へ博多湾を臨む浴場施設、レストランや屋外バーベキュー施設、休憩施設や屋内遊戯施設も整備する。
球体テントを設置(イメージ)
また、海や松林など自然を生かしたアクティビティも用意。大型アスレチックタワーやホーストレッキング、SUP、カヤックのほか自然を楽しむプログラムを充実させる計画だ。
情報提供:トラベルニュース社