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【マレーシア現地レポート】マレーシア最大の祝日、コロナ禍の中で迎える2度目のハリラヤ

マレーシアの新型コロナ感染状況

 モスクでの礼拝や日没後のバザーや食事の集いなど同時刻に人が往来する為、ここマレーシアでもラマダン月に入り新規感染者数の増加がみられました。5月11日時点での直近7日間の新規感染者数平均数は3853名となっています。

 政府は「ハリラヤ」による新型コロナウイルス感染拡大への警戒を強め、マレーシア全土でMCO3.0という3度目の活動制限令、つまりロックダウンを発令しました。5月7日から6月7日まではマレーシア全土がMCOが発令されました。これは「飲食店での店内飲食が禁止」「オフィスは管理職のうち30%までの出社が許可される」が大きな規制となります。

 マレーシアの活動制限のレベルは以下となります。尚、地域別に制限レベルが指定されています。

EMCO 強化された活動制限令:指定された地域は封鎖のような形で立ち入り不可。クラスターが発生した建物などにも適応

MCO  活動制限令:移動禁止

CMCO 条件付き活動制限令:州内での移動が可能

RMCO 回復のための活動制限令:RMCO対象地域からRMCO対象地域への移動が可能

MCOロックダウン地域でもラマダンバザーの開催は許可されている

ワクチン接種状況

 2月より18歳以上の全てのマレーシア居住者(外国人含む)が対象となり、無償で接種ができます。尚、18歳以下の接種に関しては検証中となっています。

第一段階 2021年2月-4月 対象人数50万人

第二段階 2021年5月-8月 対象人数940万人予定

第三段階 2021年5月-2022年2月 対象人数940万人 

(左)公共交通機関内のソーシャルディスタンス、(右)週末の人手で多い日のスーパーは整理券が配られ30分毎に客の入替えとなります

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