モルディブ、モルディブの観光産業、順調に回復
モルディブ観光省によると、今年2021年に入ってから、3月4日時点で既に20万人以上の旅行者がモルディブに入国しました。2021年1月の入国者数が92,103人、2月が96,881人で、1日当たり平均3,203人、平均滞在日数は9日間でした。
渡航制限が続く中国や日本などアジアの主要マーケットからの観光客は激変している一方、昨年から今年にかけて、ボリウッドスターの多くがモルディブでのホリデイをSNS等で発信していた、インドから観光客の伸びが顕著となっています。昨年の国境再開以後、モルディブを訪れている主なマーケットは、インド、ロシア、ウクライナ、カザフスタン、ルーマニア、ドイツなどです。
現在、モルディブを訪れる観光客は入国時に30日間の観光ビザが発給されます。
自主隔離などの検疫措置の義務はありませんが、モルディブへ出発する96時間以内に発行されたPCR検査の陰性証明書、並びに、出発する24時間以内に健康申告書をオンラインで提出する必要があります。
モルディブはいち早く、デスティネーションとして、世界旅行観光機構(WTTC)から「Safe Travel Stamp」の認証を取得、また、ヴァレナ国際空港も、ニューノーマル下での空港の感染防止対策を定めたACI空港健康認証を取得し、観光客の安全と安心に取り組んでいます。
万が一、新型コロナウイルス感染症に感染した場合の隔離施設の滞在費、医療費、隔離施設への搬送費などがカバーされる、「コロナ保険」をモルディブのアライド保険と観光省が共同で発売しています。
モルディブ出発前にオンラインで加入することが条件となります。
観光客が宿泊するリゾートなどの施設では、引き続き徹底した感染対策が行われますが、世界的なワクチン接種が拡大することにより、ポストコロナにおける、低リスクの旅行先として今後もモルディブが注目されることでしょう。