藤田観光、早期希望退職に315名が応募、給与の減額も
藤田観光は2020年12月4日に公表していた早期希望退職募集の結果を発表した。対象者は2021年3月31日で満40歳以上の勤続年数満10年以上の社員と、勤続年数満5年以上の契約社員、また一部を除くグループ会社の社員で315名の応募があった。
同社は構造改革の一環として役員報酬の減額と管理職の給与減額をおこなっていたが、3月以降は一般職も含めた全従業員も対象となる。実施内容は2021年1~2月の管理職を対象に基本給の5%を減額、3月以降は全従業員を対象に基本給の3~16%を減額するもの。尚、影響額は4億4800万円としている。
今後の見通しは早期希望退職による特別退職金等の費用により2020年12月第4四半期連結会計期間において18億200万円の特別損失を計上する。2021年の業績予想は現時点では合理的に算出することが困難としている。