アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (2/09の状況)
「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。
■ アイスランドの状況
新規陽性者数は国内検査で1名、入国者252名の検査で3名、現在隔離療養中の感染者は28名、入院者は13名、うち集中治療室に入っている人は0名です。感染の疑いのある国内の検疫者数は20名、入国のための検疫者数は896名で自宅等で経過観察中です。これまでの感染者累計は6,025名、死亡者数累計は29名です。ワクチン接種完了者は4,856名です。
アイスランドではPCR陽性判明後、抗体があり感染力が無いことが判明した時点で自己隔離が解除され、自由に行動することができるようになります。第3波が収束し状況が落ち着いているため、治験の研究対象としては適さないとの理由で、治験を条件にファイザーから受け取る予定の10万人分のワクチンの話が白紙となりました。
日本国内の感染拡大により、日本はEU(EEA)/EFTA加盟国に入国可能な「安全な国」から除外されましたが、アイスランドでは現時点では現在も日本を入国可能な国としております。
→ Regarding travel restrictions to Iceland as a result of COVID-19 | Logreglan
https://www.logreglan.is/english/regarding-travel-restrictions-to-iceland-as-a-result-of-covid-19/
第3波がほぼ収束したことから、アイスランドはECDCの発表で「欧州で唯一安全な緑の国」となっています。
→ Iceland Is Europe's Only Country Classified as Green - Iceland Monitor
https://icelandmonitor.mbl.is/news/news/2021/01/29/iceland_is_europe_s_only_country_classified_as_gree/
PCR検査と自己検疫を拒否する入国者は国外退去になります。
また家族が帰国者を空港に迎えに行くことも禁止されております。
1月15日~5月01日まで、全入国者にDouble testingと5~6日の検疫が要件となり、入国後14日間の自己検疫措置は無くなりました。EEA/EFTA研究機関発行の
① ワクチン接種証明書、または ② 完治&抗体保持証明書
を到着時に提出し認められれば、上記 Double testingと5~6日間の検疫措置は免除されます。
現在も日本~欧州間の減便が多数ありますが、同日含めアイスランドまで乗り継ぎが可能です。
現在も、グリーンランド、フェロー諸島、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フィンランドの6ヵ国に加え、日本、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、タイ、韓国などの8ヵ国が入国可能となっております。
なお、全入国に対し
1) ウェブでの個人データの事前登録
2) 空港到着時のPCR検査と4~5日間の自宅や宿泊施設での自己検疫
3) 追跡アプリのダウンロードと活用
4) 入国後、4~5日後に再度のPCR検査の受診
が要件とされております。手順等については、以下のURLにてご確認ください。
→ 詳細:https://www.covid.is/english
■ フェロー諸島の状況
現在の感染者は4名、入院者は1名です。検疫中の人数は10名、これまでの感染者数累計は657名、死亡者数累計は1名です。これまでPCR検査を受けた累計数は225,163名となっております。
国民の7.8%に相当する4,126名が一回目のワクチン接種を終え、2%に相当する1,039名が2回目の接種を終えております。
現在、デンマーク、グリーンランド、アイスランド、ノルウェー、ドイツ、英国、その他のEU諸国及びシェンゲン協定加盟国の「開放国」に加え、昨年7月21日より日本を含む9ヵ国からの旅行者の入国と旅行が可能です。旅行者は入国時に「入国前3日以内に受けたPCR検査の要請証明書の提示」が求められ、同時にPCR検査を受け(有料、1人当たり312クローネ)、自己検疫に入り、入国後6日目に再度無料のPCR検査を受け、結果が陰性となれば旅行が可能です。
コペンハーゲンでの同日乗り継ぎや、入国してコペンハーゲンに宿泊した翌日に出国することが可能です。
アトランティック航空が週14便で運航しているヴァーガル空港~コペンハーゲン空港間のフライトは、昨日2月09日は全2便とも欠航しております。
■ グリーンランド
現在の感染者は0名、死亡者は0名です。これまでPCR検査を受けた累計数は18,450名、国立病院の入院者は0名です。
2月28日までは、入国目的が承認されない限り、日本を含めた全国籍の外国人の入国が不可となります。やむを得ない入国事由と目的がある場合は、下記より入国許可を事前に取得することが要件となります。
6月30日まで打撃を受けた観光業界に対し4,500万クローネの経済支援を行うと自治政府が発表しております。
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デンマークの現在の感染者数は8,500名、入院者数は371名で、うち74名が集中治療室に入っております。死亡者数は2,244名で、PCR検査を受けた累計数は14,537,043名です。
これまで147,388名が2回目のワクチン接種を終えております。
2月07日より、デンマーク国籍者の入国時は、入国前24時間以内に検査取得したPCR陰性証明書の提示に加え、入国時にPCR検査を受け、その後10日間の自己隔離に入るか、入国4日後に再度受けたPCR検査にて陰性となる必要があります。なお、この検疫ルールの違反者は3,500デンマーククローネの罰金が科されます。
トランジットでの入国は引き続き可能ですが、新型コロナウイルスの変異種への感染拡大防止のため、2021年1月18日以降も業務渡航を含め外国人の入国は原則禁止となっております。
デンマークでの最新の入国検疫要件については、在デンマーク日本大使館、およびデンマーク警視庁のホームぺージにて最新情報をご確認ください。
→ 在デンマーク日本大使館、ホームぺージ
https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#denmarku_2
→ デンマーク警視庁のコロナポータルサイト
https://coronasmitte.dk/en/political-agreements-and-initiatives
以上、ご注意ください。