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コロナ再拡大前は日本人客42.8%増、京都市の11月のホテル宿泊状況

 京都市観光協会が発表した11月の市内66ホテルの宿泊状況によると、総延べ宿泊者数は前年同月比22・4%減だった。日本人延べ宿泊者数はGo Toトラベル効果などで前年同月比42・8%増と調査開始以降最高の伸び率を記録。外国人宿泊者がほぼゼロの状態が続くが、日本人の旅への渇望が数字に表れた格好だ。

 日本人延べ宿泊客数は前月10月と比較すると40・6%ポイント増と急激に増加。Go Toトラベル効果に加え、秋の紅葉シーズンも重なり、前年までの外国人客需要が蒸発したことで客室販売価格が低下していることも押し上げ要因になった。

 一方で、外国人延べ宿泊客数は同99・5%減。前月から倍になったものの、ほぼゼロの状態が8カ月続いている。

 客室稼働率は前月10月と比べて22・2ポイント増の63・2%。緊急事態宣言後最大の増え幅に。客室収益指数は同30・1%減で前月から30・2ポイント上昇した。

 同協会は12月以降について、新型コロナの再拡大、Go Toトラベルの全国一斉停止もあり、再び厳しい状況になることを懸念している。


情報提供:トラベルニュース社