MSCクルーズ、2021年4月に日本での運航再開を予定
衛生と安全に関するプロトコル、外航客船会社として初めてClassNKの適合証明書を取得
(プレスリリース転載)
東京・日本 2020年11月24日- MSCクルーズは、日本に配船する外航客船会社として初めて、一般財団法人日本海事協会(ClassNK)より衛生と安全に関する認証を取得し、2021年4月、日本での運航再開に向けて大きな一歩を踏み出しました。
バイオセーフティマネジメントシステム(COVID-19)において、業界をリードするMSCクルーズ衛生と安全に関するプロトコルは認証を取得し、日本居住者を対象に12月に販売開始予定の日本発着クルーズの就航にむけて、日本の各港湾関係者との調整への道を開くこととなりました。
港湾局とMSCクルーズは今後、一般社団法人日本外航客船協会(JOPA)の定める衛生と安全に関するガイドラインを順守することとなります。
ClassNK調査開発部長の平田純一氏はコメントし、“今後、ClassNKとMSC Cruises SAが長期的な計画に取り組む中で、今回の認証は重要な第一歩であり、2021年の前半に日本でのクルーズ運航を完全に再開させるという目的をもとに、MSCクルーズとClassNKは協力し、今後必要な進捗の報告と調査を進めてまいります。”と述べました。
MSCクルーズジャパン代表取締役社長オリビエロ・モレリはコメントし、“MSCクルーズ独自の衛生と安全に関するプロトコルは強靭で厳重なものであり、今年8月にクルーズ会社として初めて西地中海での運航再開を実現できたことにより、当プロトコルはクルーズ業界をリードするものとなりました。日本において外航客船会社として初めて、ClassNKより重要な認証を受けたことはプロトコルの証明につながりました。12月のMSCベリッシマ日本クルーズ販売開始と2021年の運航再開を楽しみにしています。”と述べました。
日本の各港湾局の衛生と安全に関するオペレーションプロトコルとMSCクルーズのプロトコルは今後、JOPAの定める衛生と安全に関するガイドラインを順守します。
2019年に就航したMSCベリッシマは、2021年4月から6月までの間、横浜港をホームポートとして6泊から9泊の日本発着に配船されます。また、2021年10月から11月の間、引き続きMSCベリッシマは日本に就航予定です。 MSCクルーズは先月、船級協会RINAより、Biosafe ship追加級別付記を取得し、現在西地中海クルーズに就航中のMSCグランディオーサに付記が認められました。
RINAの承認により、MSCクルーズ独自の衛生と安全に関するプロトコルが衛生基準欧州海上保安機関 (European Maritime Safety Agency)および欧州疾病予防管理センター共同ガイダンス(European Centre for Disease Prevention and Control Joint Action)が定める基準を満たし、基準を上回る厳重なものであることが認められました。両機関の基準は、欧州連合 Healthy Gateways Joint Actonなどの機関が設ける追加衛生基準を取り入れています。
プロトコルが欧州における重要な機関のガイダンスに則るものであることが認証されたことは8月に地中海での運航再開に向けての重要な過程の一つとなりました。