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航空教育チャーターフライト「そらとぶ学び舎」現地取材記事

  • 2020年10月28日
参加の子供たち

 10月25日、航空機のチャーター事業を展開するJMRSが企画・主催、運航会社としてジェットスター・ジャパン(GK)協賛のもと、航空教育チャーターフライトの「空飛ぶ学び舎-学生・親子向け『周遊チャーター機を活用した航空教育プログラム』」を実施した。

 新型コロナウイルスの影響で航空各社の減便が続く中、乗員・機材の有効活用として、遊覧チャーター商品が活発化している。そんなこのプログラムは、単なる遊覧観光ではなく、リモート授業の実施や修学旅行・社会見学の中止、延期となることが増えている子供たちに学びとふれあいの場を提供するもの。

 この日は34組94名の親子が無料招待され、成田離陸後、富士山北側を回り伊豆七島から房総に沿って成田に戻る約100分のルートを満喫した。途中操縦室の配慮にて、キャビン右側DF列からも富士山を展望できるよう、管制から許可を得て若干のルート変更をおこなった。

 機内ではこのプログラムの目玉でもある、GK現役機長の西崎氏(講師として客室からマイクで解説)による、分航空機雑学イロハ、クイズやQ&A、また操縦席からのアナウンスのライブでの解析などがおこなわれた。また、搭乗者の中から応募した数名の学生が、客室乗務員の職業体験として日本語と英語でのアナウンスをおこなった。

機内で挨拶する中鉢社長

 JMRS代表取締役の中鉢真輔氏は「今回は当社の創立5周年謝恩イベントとして、このプログラムを多くの人々に認知してもらうための無料招待だが、今後は有償チャーターとして本格的に販売を展開していく」と述べ、すでに11月には公立中学校や、旅行専門学校の学生向けの教育チャーターが決定しているとのこと。GKのベース空港が成田のため当面成田発着になるが、いずれ要望に応じて他空港での実施も視野に入れているという。