アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (8/13の状況)
「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。
■ アイスランドの状況
2020年8月12日に国境にてPCR検査を受けた2,448名のうち陽性者は4名、国立大学病院での国内検査では陽性者は6名でした。現在国立大学病院に入院している人は2名、自宅等で隔離療養中の感染者は116名、感染の疑いのある検疫中の人は720名で自宅等で経過観察中です。
これまで回復した人は累計1,852名、国内検査数は累計で80,784名となり、全人口の約22%が検査済みです。死亡者数は計10名のままです。
6月からスペインの島々へのパッケージツアーが再開されておりましたが、現地の感染者が増えてきたことから、10月までのツアーが全てキャンセルとなり、アウトバウンドを取り扱う旅行会社各社の痛手となっております。
アイスランド航空とボーイング社との協議が妥結し、財務体質強化のため、今後 アイスランド航空は新たに株を発行し、増資を実現して行きます。
10日以上滞在する旅行者は、入国時と入国後4~5日後に再度PCR検査を受けることが要件となっています。なお、国境でのPCR検査の結果は、陽性者のみ24時間以内に通知され、通知が無い場合は、その後も旅行を継続できます。
グリーンランド、フェロー諸島、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの6ヵ国が入国時のPCR検査と隔離が免除となっており、EU/シェンゲン国外から入国可能な「安全国リスト」を踏まえた現在のアイスランドに入国可能な国は、日本、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、タイ、韓国などの12ヵ国となっております。
なお、入国に際し
1) 個人データの事前登録
2) 空港到着時のPCR検査
3) 追跡アプリのダウンロードと活用
が要件となります。手順等については、以下のURLにてご確認ください。
またアイスランド航空からの安全情報等(Fly Safe With Icelandair)については、以下のURLにてご確認ください。
→https://www.icelandair.com/support/covid-19/safe-travels-shared-responsibility/
アイスランドは、インバウンド再開後、感染者数が再び増えてきたことから「検査・追跡・対応」の徹底が継続され、With Corona時代の経済との両立が模索されております。
現在、ロンドンやヘルシンキ等を経由して日本から往復乗り継ぎでアイスランドの旅行が可能となっており、外務省の「渡航中止勧告」と厚生労働省の「帰国後のPCR検査と14日間の自主隔離」要件の緩和が待たれます。
■ フェロー諸島の状況
現在の感染者は114名で全員自宅等で療養中、入院者は0名です。
これまでの感染者数累計は339名で、死亡者数累計は0名です。
これまでPCR検査を受けた累計数は63,847名で、現在の人口数52,428名を超えております。
来週火曜から国内44の小学校が新学期を迎えるため、安全ガイドラインが周知されております。
現在、デンマーク、グリーンランド、アイスランド、ノルウェー、ドイツ、その他のEU諸国及びシェンゲン協定加盟国の「開放国」と英国に加え、7月21日より日本を含む9ヵ国からの旅行者が入国できるようになっております。旅行者は到着時のPCR検査が義務付けられており、その検査の結果判明までの半日から1日は自己検疫、入国後6日目に再度無料のPCR検査を受けること、が要件となっております。この旅行者のPCR検査期間は10月31日まで延長されております。
アトランティック航空は6月15日より、ヴァーガル空港~コペンハーゲン空港間のデイリー運航が再開されており、昨日8月13日は全便が運航いたしました。
日本からコペンハーゲン空港を経由してフェロー諸島に入国する旅行が可能となりましたので、外務省の「渡航中止勧告」と厚生労働省の「帰国後のPCR検査と14日間の自主隔離」要件の緩和が待たれます。
■ グリーンランド
現在の感染者数、入院者数、死亡者数累計の何れも0名です。
累計の感者数は14名で、国民の10%が検査済みです。
日本人旅行者の入国が可能となっておりますが、入国前5日以内に検査し取得した英語版PCR陰性証明書と個人情報の提出が、コペンハーゲン空港での搭乗手続き時に必要となります。
また、PCR検査前の要件・手順についてデンマーク警視庁に確認したところ、日本~グリーンランド間の乗り継ぎ時について、デンマークに6泊する要件は適用外とのことですが、往復1泊ずつした場合の取り扱いについては、現在確認中です。
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デンマークの現在の感染者数は2,083名で、死亡者数は621名です。
感染者数の増加から、同国外務省は、ベルギーとマルタを再度「検疫国」にしております。
旅行で入国できるのは、グリーンランド、フェロー諸島、アイスランド、ノルウェー、ドイツ、英国等の「開放国」で、EU/シェンゲン協定国以外では下記9ヵ国からの旅行者の入国が認められ、「陰性証明書」の提示も不要ですが、現在も「デンマークに入国後6泊以上する宿泊証明書の提示」が要件とされております。
→対象国:
日本、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、タイ、韓国、ジョージア、チュニジア、ウルグアイ
業務渡航については、要件をクリアすることで、日本からの入国が可能となっております。
なお、スペインやアンドラが「検疫国」になりました。
日本からはデンマークでの同日乗り継ぎは可能となっておりますが、現状、同日乗り継ぎでグリーンランドに入れる運航ダイヤはありません。
スカンジナビア航空の日本線の運航や乗り継ぎの可否についての詳細は、スカンジナビア航空のホームぺージにて、デンマークの最新の入国検疫要件については、在デンマーク日本大使館、およびデンマーク警視庁のホームぺージにて最新情報をご確認ください。
→ 在デンマーク日本大使館、ホームぺージ
https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#denmarku_2
→ デンマーク警視庁のコロナポータルサイト
https://politi.dk/en/coronavirus-in-denmark/travelling-in-or-out-of-denmark
なお、英国に加えフィンランドでも、入国・乗り継ぎ共に 日本に対する検疫要件が解除されました。
以上、ご注意ください。