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シンガポール、シンガポールにおける「新型コロナウイルス」の現状について

  • 2020年7月29日

シンガポールにおける「新型コロナウイルス」の現状をお知らせいたします。

■ 現在のシンガポール国内コロナ感染情報(7月28日現在)

* 新規感染者数: 359名

 うち輸入症例数: 2名(インドからのビザ取得者とその歳の子供)

 うち市中感染が疑われる数: 1名

 うち単純労働者の寮での発生数: 356名

* 現在陽性患者数合計: 5,277名

 うち病院入院患者数: 185名(ICU利用の重篤患者数0名)

 うち市内施設にて隔離数: 5,092名

* 現在までの死亡者数: 27名

* 現在までの回復者数: 45,893名

  うち新規回復者数: 201名(7月28日)

* 合計感染者数: 51,197名

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シンガポールでは、4月に入ってから単純労働者が居住するドミトリー(寮)にて発生しましたクラスターにより爆発的な感染が発生し、50,000名を超える感染者が発生しています。

人口が約570万人の国としては他国と比較して異例の多さであることは否めず、4月上旬より国民行動制限措置(サーキットブレーカー)を発令し、国を挙げて感染の抑制に取り組んできました。

特に単純労働者が居住するドミトリー(寮)の居住者全員に新型コロナの感染検査を実施する方針を打ち出し、毎日数千件単位で徹底的に検査を行ってきた結果、合計感染者数の激増に至りましたが、先週末政府の発表により、この検査が8月1週目には一部の隔離対象者を除き完了することがわかりました。

連日数百名に至っていた新規感染者数がひと段落してからは、第二波に備えて対策が行われますが、こうした徹底的な検査を行った一つの結果として、無症状の陽性患者が圧倒的に多い状況を受けて「新規感染者数が減少した後も、油断せずに感染対策を徹底してほしい」旨を呼び掛けており、国民へ気の緩みがないよう促しています。

この他、連日多くの新規感染者数が発生してもICU利用の重篤患者数がゼロ、現在までの死亡者数が27名、死亡率も0.06%程度と他国と比較し圧倒的に低い数値となっています。

これはシンガポールの医療水準の高さに加え、因果関係は証明されてはいませんが、単純労働者の年齢層が低いことも要因の一つかもしれません。

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その他、コロナ関連の最新発表として、マレーシアとの出入国制限を8月10日に緩和することが報道されました。8月10日から必要不可欠な重要なビジネスや公務に関わる人の往来と、お互いの国で3ヵ月以上就労する長期ビザ保有者の短期帰国を認めるとのことです。

現在、シンガポールのホテルにはマレーシア人の長期ビザ保有者が多く宿泊しておりますが、やっとこうした人々の帰国の目処が立った形となります。

未だ一般のビジネス・観光の往来は許可されておりませんが、国境再開への新たな一歩として注目されています。

一方、日本とシンガポールもお互いの往来をする旅行再開の目処は立っておらず、感染も一進一退の状況が続いておりますが、シンガポールでは8月09日の建国記念日に向け、改めて建国以来の危機に対する国民の団結を呼び掛けており、徐々に前向きな報道が増えてきている状態にあります。

日本とシンガポール両国において、上記のような再開への光がより多く見えてくることを期待せずにはいられません。

情報提供:ジェイ・ティ・エイ・ジャパン株式会社日本海外ツアーオペレーター協会