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欧州発着日本語観光バス「ランドクルーズ」旅革命への挑戦-
全ての旅行会社が利用できる観光付き移動インフラとして[PR]

  • 2020年8月1日

1名より催行確約で自社商品への組み込み可能
旅行会社は催行リスクの心配なく、旅行素材として1日から利用可能

売れ筋はドイツ、南イタリア

バス車内の様子。参加人数に応じて大型または中型の快適なバスを用意している

 昨年から運行を開始した「ランドクルーズ」はどのような客層が利用しているのか。JTBによれば50代~60代の夫婦旅行者が中心で、子供が手離れしたばかりの夫婦やリタイア直後のアクティブシニア、あるいは母娘旅行者の利用が目立つとのことだ。

 常盤氏は「ひと昔前ならともかく、現在のアクティブシニアは自分たちで行動する不安はあまりないようだ。スマホがあればマップと翻訳機能を使って不安なく行動できる。顧客はどんどん進化している」と分析する。

 ドイツ、南イタリアなどが売れ筋コースだ。続けて特にお客様に評判の良かった場所を訊ねると、ハンガリーやチェコの田舎町との答えが返ってきた。たとえばウィーンからブダペスト。半日で行けるところをランドクルーズのバスは1日かけて走る。常盤氏が組み込んだのはショプロン、ジェールという二つの田舎街だ。「ハンガリーを訪れた日本の旅行者でここに足を伸ばされた方は100人に1人もいないのでは?」と語る。

バスの旅だからこそスムーズに訪問地に行け、お客様からは「交通機関を調べて移動するよりもバス移動のほうが楽」と好評だ

 ランドクルーズは時には”急がない旅”も演出し、バス旅だからこそ立ち寄れる知られざる街も取り込んでいる。広場のカフェ、一杯のコーヒーのひと時など「日常の風景に溶け込んだこうした旅の時間が結果的に、お客様に強い印象を残したようだ」(常盤氏)

1997年世界文化遺産に登録されたアマルフィ海岸

 南イタリアはアルベロベッロ、マテーラ、アマルフィ海岸などを含むルート。列車では行きづらく、ローカルバスかレンタカーが必要で移動の難度が高い観光ポイントであるため、「ランドクルーズ」の需要が伸びているという。

 また注目される傾向は、体験目的のルートが人気を集める傾向がある点だ。JTBでは体験目的の「ランドクルーズ」商品を拡充している。たとえば今年から新たにルート設定したスペイン・バスク地方がそれ。美食で知られるバスク地方は、バルと呼ばれるスペイン居酒屋での一口サイズの料理「ピンチョス」食べ歩きが流行しており、日本人旅行者でも体験希望者が多い。

 しかしバルは予約不可のためグループでの利用は困難。そこでJTBではエリア事情に詳しい日本語現地係員がバルの使い方や注文の仕方、お勧めバルを紹介し特製地図を配布。あとは旅行者が各自自由にバル巡りを楽しむスタイルを採用した。

 ヨーロッパはリアルエージェントが比較的優位な立場を維持できている方面だ。一方でヨーロッパのリピーターが増加しローカルサイドへの需要が増加するなかで、今後も優位性を維持し続けていくには移動手段の確保が避けられない。JTBグループが移動インフラとして提供する「ランドクルーズ」は、そのソリューションとなり得るもので、リアルエージェントを主体とする旅行業界活性化にもつながることが期待される。

「ランドクルーズ」の販売についてはトラベルプラザインターナショナル(TPI)まで
電話番号 03-3820-8021
E-MAILアドレス fit.land@tpi.co.jp

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