「全世界」にレベル2、外務省が不要不急の渡航中止を要請
外務省は3月25日、全世界に対して一律でレベル2(不要不急の渡航は止めてください)の危険情報を発出した。新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大による出入国の制限や航空便の運休などを受けたもので、渡航先の国や地域で行動を制限されたり、出国が困難となる事態を防ぐためとしている。各国・地域に発出している危険情報とは別に発出したもので、それらの情報も変わらず維持される。
全世界に対する危険情報(抜粋)
1. 外務省が発出する「海外安全情報」には「危険情報」(注1)と「感染症危険情報」(注2)があり、こちらは「危険情報」となります。
2. 世界各地で、新型コロナウイルスの感染が拡大しており、それに伴う国境閉鎖や外出禁止令等の措置により邦人旅行者等が行動制限を受けたり、航空便の突然の減便又は運航停止(各渡航先のみならず経由先の場合を含む)により影響を受ける事例が発生しています。
3. ついては、渡航先の国・地域において行動制限を受けたり、出国が困難となる事態を防ぐため、不要不急の渡航を止めてください。
4. この全世界に対する危険情報は、これまで各国・地域に発出している危険情報とは別に、全世界に対して一律に発出するものです。
各国・地域に発出している危険情報に記載している治安情勢やテロ等に関する情報も、引き続き有効です。特に、従前の危険情報において、渡航中止勧告(レベル3)や退避勧告(レベル4)を発出している場合は同勧告を踏まえて行動してください。
5. 新型コロナウイルスの感染拡大状況に応じて、別途、感染症危険情報を発出している国・地域がありますので、あわせて確認してください。
6. また、外務省としては、各国における入国制限措置等について情報収集し、海外安全ホームページに掲載していますので、そちらも確認してください。