ニューカレドニア、新型コロナウイルスに関するご案内 (3月5日現在)
新型コロナウイルス「COVID-19」に関して、2020年3月5日(木)現在のニューカレドニアにおける現状と旅行者向けの対応についてご案内いたします。
■ ニューカレドニアにおけるコロナウイルス感染状況について
今日現在、ニューカレドニアでは新型コロナウイルスの感染例はありません。
また、日本に対する入国制限もありません。
■ 現地での対応等
◎ トントゥータ国際空港での検疫状況
通年機内で配られている入国調査票に、過去30日以内に滞在したことのある国名を問う項目があり、それに基いて対応が取られています。
入国時に滞在履歴を確認。3月5日現在の調査対象地域(リスクゾーン)は下記となります。
・中国(香港・マカオ含む)
・シンガポール
・韓国
・イタリア
・イラン
・スペイン
・ドイツ
・エジプト
上記該当者には別の調査票(主に症状等を問うもの)が配布され、当局が決めた対応がとられます。
現在のところ、当局が取っている対応は下記のようなものです。
(1) 症状が全くなく当局がリスクが低いと判断した場合
→ 14日間の自己監視(検温等をして健康状態についての報告義務あり)
その間の外出も認められていますので、旅程の継続も可能。
(2) 何かしらの症状等、当局がリスクがあると判断した場合
→ 14日間の自己監視(検温等をして健康状態についての報告義務あり)
その間は宿泊施設等で待機、他人との接触も不可(隔離)となりますので
旅程の継続は実質不可能になります。
(3) 感染が疑わしいと当局が判断した場合
→ 隔離のために病院へ搬送、検査、治療等を行います。
上記全て当局の判断によるもので、状況は都度変わる可能性があります。
上記(1)として入国した場合でも滞在中に症状の変化が見られた場合は(2)、(3)の措置へ移動もあり得ます。その場合は治癒後も14日間は留まる必要が生じる可能性もあります。
また、虚偽の申告に対しては刑罰も課されます。
調査対象地域(リスクゾーン)での滞在履歴がない場合は、通常通りです。
◎ 港湾での検疫状況(クルーズ船)
* ヌメア --- 停泊は制限つきで認められいます。制限については下記参照。
* リフー島 --- 寄港できません
* マレ島 --- 寄港できません
* イル・デ・パン --- 寄港できません
現時点において予防措置のため、「リフー島」、「マレ島」、「イル・デ・パン」には寄港できません。(ウベア島には元々クルーズ船の寄港はありません)
ニューカレドニア当局は、港の再開のための解決策に取り組んでいます。
※ヌメア港での制限について
途中下船の過去14日間にリスクゾーン(上記参照)を訪れた方、またはリスクゾーンにいた人と接触を持った方は、下船することができません。
また上記いかんに拘らず、病気の症状がある乗客は船内に留まります。
上陸中に症状が出た場合は、ただちに船内に戻らなくてはなりません。
■ 現地の様子
ニューカレドニアでは感染例がまだ1件も出ていないため、至って平常通りで街中でマスクなどをしている人もほぼいません。
また、アジア人という理由で差別等といった事例も特にみられません。
★ 新型コロナウィルス「Covid-19」についてのページを開設しました。
今後の最新情報については、こちらのページをご参照ください。