クロアチア、「新型コロナウイルス」への対応・状況について
「新型コロナウイルス」の感染拡大を受け、クロアチアを訪れる日本人旅行者も注意対象となりました。
詳細は下記の通りです。
■ 詳細
* 日本からの旅行者の方は、入国の際に入国管理官、もしくは国境検疫官から健康状態等に関する調査票の記入を求められますので、必要事項を記入の上、提出をお願いいたします。(クロアチア語、英語、スペイン語)
その際にクロアチアでの滞在先や滞在期間を聞かれますので、あわせてご回答ください。
* またクロアチアのドブロヴニクからネウム経由でスプリトへの移動の際、一度ボスニア・ヘルツェゴビナに出国となることから、再度クロアチアへの入国時に記入を求められたとの報告も来ております。
* 記入が必要になる移動方法としては
・バスや車でスロベニアからクロアチアへの入国時
・スプリトからドブロブニク間でネウムを経由する陸路での移動時(専用車・バス共に)
→ 高速都市間バスを利用する場合は、国境で降りての出入国審査となりますので、
その際、日本人やイタリア人の乗客は、調査票を記入し提出。
その後、医師の問診が行われるものと思われます。
・海外から空路での入国時
→ 日本から空路でのザグレブやドブロヴニクへの入国の場合は、上記同様の
検疫手続きが行われる可能性があると思われます。
〔対象外〕
* スプリト~ドブロブニク間を船にて移動されるときは、国境越えはなく国内移動となるため、上記手続きはありません。
* 航空機で国内移動する場合も同様です。(例: ドブロブニク~ザグレブ間やドブロブニク~スプリト間)
---
なお、現地時間2020年2月27日にスロベニアからクロアチアへの入国で急な検疫を始めたため、15km超の大渋滞が発生いたしました。これを受け、スロベニア大統領がクロアチア政府に抗議声明をだしたとのことです。
これからピークシーズンが近付くにつれ、クロアチアからスロベニア間の移動やスプリト~ドブロブニク間の移動の際、当初予定の移動時間を大幅に超えることが予想されるため、クロアチアへの訪問をご予定の際は、十分に余裕を持ったスケジュールを組まれることをお勧めいたします。
特にそのまま空港に移動し、飛行機に搭乗する場合の移動には、十分ご注意ください。
---
また、なお本日追加で面倒な対応も1つ出てきました。
クロアチアを訪れる日本人旅行者の方は、毎日滞在先を管轄する医療機関に電話しなければならないようです。日本人旅行者の方は、滞在先を管轄する医療機関に電話するよう書かれた書面を渡されるので、そこに記載されている電話番号に連絡し、健康状態を報告していただくこととなります。
なお、ザグレブやスプリットといった大都市であれば、病院の住所も書面に記載されておりますので、直接赴いて申告することも可能です。
以下、在クロアチア日本国大使館発出情報をお知らせいたしますので、あわせてご確認ください。
2月27日、クロアチア公衆衛生局(HZJZ)は、中国、韓国、イタリア(ロンバルディア州、ベネト州、ピエモンテ州及びエミリア・ロマーニャ州)、イラン、香港、日本及びシンガポールからの渡航者に対し、健康状態の報告を求める措置を発表しました。
以下,当館仮訳を掲載しますので、ご参照ください。
※なお,新型コロナウイルスをめぐる情勢は、刻一刻と変化しており、当局の対応要領もそれに応じて変更される可能性がありますので、留意してください。
◎ 日本からの旅行者の方は、入国の際、入国管理官若しくは国境検疫官から健康状態等に関する調査票の記入を求められますので、必要事項を記入の上、提出してください。
また、その際、クロアチアでの滞在先や滞在期間を聞かれますので、回答してください。
◎ 旅行者の方は、発熱や呼吸疾患等の症状がない限り、移動制限を受けることはありませんが、クロアチアに滞在中、滞在地を管轄する疫学者に連絡し、健康状態を報告しなければなりません。疫学者の連絡先は、入国時に入国管理官若しくは国境検疫官から受領する書面に記載されていますので、そちらへ電話ないし、メール(テキスト)してください。
なお、都市を移動した際には、移動した先の連絡先に、その地に到着した旨を報告してください。
◎ 団体で移動する旅行者につきましては、代表者の方が疫学者と連絡を取り、同行者の健康状態について報告していただければ結構です。
◎ 滞在中、呼吸器疾患や発熱の症状が出た場合は、直ちに担当の疫学者へ連絡してください。
そして、滞在先の部屋からは外出しないでください。また、同行者との接触を避けてください。
【 問い合わせ先 】
* 在クロアチア日本国大使館 領事班
住所: Boskoviceva 2, 10000 Zagreb, Croatia
電話: +385-(0) 1-4870-650
FAX: +385-(0) 1-4667-334
メール:consul@zr.mofa.go.jp
ホームページ:https://www.hr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
※注: 上記Eメールアドレスは、アットマーク(@)が全角になっております。
メール送信時にはアットマークを半角に変換し、送信ください。