ペルー、マチュピチュ行き列車、豪雨に伴う運転規制情報‐続報
聖なる谷・ウルバンバを流れるビルカノタ川の水位が上昇したことを受け、現地時間2020年1月05日(日)よりマチュピチュ村を往復する列車の運転規制が行われておりましたが、その後、現地時間18:30頃に川の水位が下がったことから、規制は解除され、一部列車の運行が可能になりました。
しかし、今後もビルカノタ川の水位が上昇する可能性があることから、クスコ災害対策センター(COER)では、安全確保を優先し、オリャンタイタンボ駅~マチュピチュ村間の列車の運行を17:00までに制限すると報じられております。
これにより、17:00以降のマチュピチュ行き列車のスケジュールが変更されることになりますが、現時点では各鉄道会社はスケジュール調整や対策を発表しておりません。
なお、この規制の期間は決まっておらず、ビルカノタ川の水位により対策が変更となる可能性があります。
ペルー気象庁(SENAMHI)のデータによると、1月05日の水位レベルは最大の「レベル4」。
川を流れる水量(流量)は、
1月04日 毎秒 555.96立方メートル
1月05日 毎秒 638.23立方メートル
1月06日 毎秒 732.40立方メートル
と3日連続で上昇しており、災害対策センターや鉄道会社などは、危険と判断した場合はマチュピチュ行き列車の運行を中止する可能性があります
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その他、ペルーレイル社では、現地時間1月06日の「クスコ~プーノ間」の列車の運行中止を発表しております。これは豪雨による災害防止のための対策であり、天候が回復次第、運行を再開する予定です。
新たな情報が入りましたら改めてご連絡いたしますが、現在当該地域にご滞在、また近日中に訪問予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。
〔詳細〕
* ペルー気象庁(SENAMHI)
https://www.senamhi.gob.pe/main.php?dp=cusco&p=monitoreo-hidrologico
* ペルーレイル社
情報提供:株式会社ラティーノ、日本海外ツアーオペレーター協会