キャセイ、航空券とフェリーのセット販売開始、利便性向上
キャセイパシフィック航空(CX)はこのほど、「航空券+フェリー」運賃の販売を開始した。日本/香港間の航空券と、空港から「グレーターベイエリア(広東・香港・澳門大湾区)」の対象都市までのフェリーを同時に予約できるもの。乗り継ぎ時には香港の入国審査と税関を通過する必要がなく、また往復ともスルーバゲージに対応し、さらにMCTを満たした最適な乗り継ぎパターンを表示するなど利便性を高くしているという。
フェリーの対象都市はマカオのタイパと深セン蛇口、深セン福永、蓮花山、南沙、東莞虎門、珠海九州、中山の計8港。タイパ発着便はコタイウォータージェット、それ以外の7都市への便はCKSが運航するが、いずれもCXとのコードシェア便としてCX便名を付与する。
乗り継ぎ方法は、日本からの場合、フェリーの出発60分前に香港空港到着ロビー階入国審査場手前のE2エリア乗り継ぎカウンターでパスポートとEチケット、受託手荷物控えを提示することで乗船券を受け取ることが可能。一方、復路はグレーターベイエリアのフェリーポートでパスポートとEチケットを提示して乗船手続きをすると、フライトの搭乗券も手渡される。