ANAセ、海外・国内パッケージブランドを「トラベラーズ」に統一
ANAセールスはこのほど、40年以上の歴史を持つ海外旅行ブランドの「ANAハローツアー」と国内旅行ブランドの「ANAスカイホリデー」について、2020年度以降は各ブランド名を使用せず、「ANAトラベラーズ」に統一すると発表した。「ANAトラベラーズ」は昨年11月に発表した、ANAグループの海外・国内ツアー商品や各種サービスなどを総称した新ブランドで、このほど1周年を迎えたことなどを機に統一を発表したという。
なお、全日空(NH)は日本航空(JL)と同様に、来年3月末には国内線の旅行会社向け運賃への、ダイナミックプライシングによる変動型運賃導入を予定しているところ。これまで旅行会社の店頭でパンフレットにより販売していた価格固定型のパッケージツアーについては、「ANAウェブサイトで販売しているダイナミックプライシング型のパッケージツアー商品を進化させ、旅行会社の店頭でもご購入いただける仕組みをマーケットに先駆けて導入する」とのみ説明した。詳細は後日明らかにする見通し。
今回の発表に際しては、旅ナカ領域のサービス拡充などにも努める方針を示し、「宿泊施設やオリジナリティある現地観光素材のバリエーションを拡大する」との考えを示した。また、新たなサービスとして「手ぶらで旅行を楽しめるサービス」や「シェアリングエコノミーで旅行割引を得られるサービス」を近日中に発表するという。
そのほかマイレージポイントに関しては、12月中旬からウェブサイト「ANAトラベラーズ」のホテルのページにおいて、宿泊料金の一部をマイルで払うことができるようにし、来年中にはレンタカーや体験などについても同様の取り扱いを開始する。4月1日出発分のパッケージツアーからは、フライトのマイルに加えて積算できる、旅行代金100円につき1マイルが貯まる「ツアーマイル」も提供。これらにより「ANAトラベラーズ」のパッケージツアー、ホテル、レンタカー、オプショナルツアーの全商品でマイルの積算と使用が可能になるという。