阪急3社、8月の総取扱額は1.4%減、HHBTが苦戦

  • 2019年10月17日

 阪急交通社と阪急阪神ビジネストラベル、阪神トラベル・インターナショナルの3社による8月の旅行取扱概況で、海外、国内、外国人旅行の3部門を合計した総取扱額は前年比1.4%減の298億2679万円となった。海外旅行が2.5%減の192億1387万円と苦戦した一方、国内旅行は0.3%増の103億8249万円、外国人旅行は20.6%増の2億3043万円となった。

 阪急交通社では、海外が0.2%増の161億4311万円、国内は1.5%増の102億1796万円、外国人は20.0%増の2億2720万円とすべて前年を上回り、合計は0.8%増の265億8826万円となった。海外では欧州、台湾、ベトナム、ハワイ、豪州などが好調に推移し、韓国や香港の減少をカバーした。国内は北陸・甲信越をはじめ東海、九州が大幅増となり、外国人は欧米豪市場が活況であった。

 阪急阪神ビジネストラベル(HHBT)は、海外が17.3%減の30億3189万円、国内が34.7%減の2億5043万円と苦戦。外国人が93.5%増の323万円と倍増したものの、合計は18.9%減の32億8555万円と苦戦した。海外はアジア、米国、欧州が減少し、国内は前年の大型団体旅行の反動減もあったという。

 阪神トラベル・インターナショナルは海外が1.5%減の3億148万円、国内が23.0%減の663万円、合計が2.1%減の3億812万円。外国人旅行の取扱いはない。