中国・杭州市、日本で活動積極化、SNSや渋谷でイベントも

  • 2019年9月24日

9月23日に開催した記者発表会には中国国家観光局代表処首席代表の王偉氏(右から2人目)と全日空(NH)の朱金諾氏(中央)、視察参加者も参加 杭州市文化広電旅游局が日本市場での活動に力を入れている。毎年、ANAグループと「杭州・西湖ふれあいウォーク」を共催しているが、今年はそれに加えて日本からカメラマンらを招待し、その結果をもとにオンラインキャンペーンを展開し、さらに9月23日には日本語サイトを開設。9月23日から29日にかけては、渋谷の渋谷ストリームで龍井茶と小籠包の試食やチャイナドレスの試着、扇子の手書き体験などが可能な「杭州文化観光フェスティバル」も開催している。

 オンラインキャンペーンは、日本から現地を訪れた視察参加者4名が旅の様子を自身のソーシャルメディアで紹介したうえで、公式サイト上でお勧めの旅行プランを掲載してユーザーから投票を受け付けるもの。得票数が最も多かったプランに投票したユーザーのなかから抽選で3名に旅行をプレゼントする。10月20日まで投票を受け付け、10月25日に当選者を発表する計画だ。

 また、公式サイト上ではこのほかソーシャルメディアで投稿されている杭州に関連するコメントを集めるコーナーや公式観光情報、旅のテーマ、「ふれあいウォーク」情報なども掲載している。このほか、杭州市文化広電旅游局としてFacebookページとInstagramとYouTubeのアカウントも運営し、特に若年層の需要喚起をめざして情報発信やキャンペーンの告知に取り組んでいる。