主要49社、7月の国内旅行は3%減、外国人は6.4%増に
観光庁が取りまとめた2019年7月の主要旅行会社49社による旅行取扱概況で、国内旅行は前年比3.0%減の2349億1427万円、外国人旅行は6.4%増の189億2212万円となった。海外旅行は2.6%減の1781億4237万円で、合計は2.4%減の4319億7876万円。国内旅行が前年を下回ったのは2ヶ月連続。
国内旅行を企業別に見ると、西武トラベルが40.5%増の2億8761万円と最も伸びたが、伸び率の上位には、同社を含めて10億円を超えない企業が多く並んでいる。取扱額が多かった上位10社のなかでは、ジャルパックが4.2%増となったほか、日本旅行も4.0%増と続いた。一方、取扱額9位のエボラブルアジアは20.8%減と大きく減少している。
外国人旅行ではJTB11社の75億8489万円、エイチ・アイ・エス(HIS)系6社の38億3440万円、日本旅行の32億8706万円、KNT-CTホールディングス13社の21億5955万円が上位を占め、以降は各社とも5億円に達していない。伸び率の上位には規模の小さな会社が並んでおり、取扱額が1億円を超える企業では阪急交通社グループの64.8%増が最も好調な結果となった。