ANAとJAL、お盆の国際線予約人数は1.4%増、予約率85.1%

  • 2019年8月4日

 全日空(NH)と日本航空(JL)が8月2日に発表した、2019年のお盆期間(8月9日~18日)の国際線の予約状況で、2社の予約人数の合計は前年比1.4%増の58万6138人となった。座席数は2.9%増の68万8580席で、予約率は1.2ポイント減の85.1%。

 NHの座席数は3.2%増の37万8530席、予約人数は同じく1.4%増の31万733人で、予約率は1.5ポイント減の82.1%。JLは座席数が2.5%増の31万50席、予約人数は1.5%増の27万5405人で、予約率は1.0ポイント減の88.8%となった。

 NHの方面別の予約人数は、「中国」以外すべて増加。最も多い「アジア・オセアニア」は0.4%増の12万8072人で、伸び率は5月にA380型機の投入を開始した「ハワイ」が55.6%増の2万1412人で最も高かった。予約率は「ハワイ」が0.2ポイント減の93.0%で最も高く、唯一の9割台に。予約率がプラスとなったのは「北米」のみで、1.6ポイント増の83.5%だった。

 JLの方面別予約人数が最も多かったのは「東南アジア」で4.7%増の7万7962人。伸び率が最も高かったのは「北米」で12.5%増の4万5718人だった。予約率が最も高かったのは座席数を減らした「グアム」で2.1ポイント減の95.1%。予約率の伸び率は「台湾」が7.7ポイント増の92.6%で最も伸長した。

 期間中のチャーター便や臨時便は、JLが成田発ブダペスト行きとヴェネチア行き、アテネ発とプラハ発の成田行き、関空発ミラノ行き、ローマ発関空行き、ミラノ発鹿児島行きと新潟行きをそれぞれ1便ずつ運航する予定。NHはチャーター便・臨時便ともに予定はない。

 日本発のピーク日は、NHが8月9日から11日まで、JLが9日と10日。日本着のピーク日はともに18日としている。