セレブリティ、ガラパゴス用に新造船就航、環境負荷を軽減
セレブリティクルーズはこのほど、新造船「セレブリティ・フローラ」を就航した。ガラパゴス諸島のクルーズ専用に2年間かけて建造したもので、乗客定員は100名。客室は全室スイートルームで、船内にはガラパゴス洋上では初というグランピング体験や、専門家によるエコロジーセミナー、屋外天体観測設備、ヨット型テンダーボートなども利用可能とした。
すでに処女航海に出ており、今後は内回り航路と外回り航路をどちらも7泊で運航。旅行者は、乗船前後に参加可能なツアー付きの10泊、11泊、16泊から日程を選ぶことが可能だ。
なお、同船は持続可能性を重視して設計しており、燃料消費と排気を15%削減することに成功したほか、自動船位保持装置により錨で海底を傷つけることなく船の位置を保つことができるようにした。また、エアコンの結露を再利用して船のランドリー施設へ水を供給したり、マイアミ大学との協業で海洋調査の検査機器を搭載したりしている。