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観光庁、海外ツアー安否確認用の「セーフティーネット」開設

  • 2019年7月2日

 観光庁は7月1日、同庁の公式ウェブサイト内に、海外ツアー参加者の安否確認や海外安全情報の提供のためのウェブサイト「ツアーセーフティーネット」を開設した。アウトバウンド促進のための取り組みとして、2018年度本予算などで予算計上されていたもので、旅行業界全体で海外旅行の安心・安全の強化に向けた環境を整備することがねらい。

 旅行者は「ツアーセーフティーネット」に参加している旅行会社が実施する海外ツアーを申し込む際に、任意でメールアドレスなどの連絡先を登録すると、旅行の開始前から旅行中にかけて、外務省が運営する「たびレジ」の海外安全情報を受信することができる。旅行中に重大な事件や事故などが発生した場合には、メールアドレスやソーシャルメディア、LINなどによる安否確認が可能となる。今後は旅行者の携帯電話に、旅行先の医療機関や在外公館などへの経路を表示する機能などを追加する予定。

 なお、現時点で参加している旅行会社は日本旅行のみだが、今後順次拡大す旅程。今秋以降にはJTBが、一部の旅行商品に同行する添乗員に限定して登録を開始し、ツアー参加者の安否確認に対応するという。

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