JTB、4月総取扱額16.8%増、海外・国内が2桁増

  • 2019年6月30日

 JTBグループ11社の4月の営業概況で、海外、国内、訪日旅行などを含む国際旅行を合計した総取扱額は前年比16.8%増の1443億2000万円となった。海外旅行が29.1%増の541億1100万円、国内旅行が11.6%増の799億8800万円、国際旅行が2.1%増の102億2100万円とすべて前年を上回った。

 海外旅行のうち団体旅行の取扱額は52.4%増で大幅に増加した。一般団体が57.6%増となり、教育団体は7.8%増。また企画商品は31.3%増で、ルックJTBとJTBお買い得旅は30.2%増、さらにメディア企画商品は56.5%増となった。

 海外旅行全体の取扱人数は4.4%増で、方面別では台湾が36.5%増、オセアニアが27.5%増、北米が20.8%増と好調に推移。ルックJTB・JTBお買得旅に限ると、オセアニアが88.5%増と倍近く伸長したほか、中国が47.7%増、欧州が36.7%増などとなった。

 国内旅行では、団体旅行の取扱額が1.6%減で、一般団体は0.4%増となったものの、教育団体が6.1%減となった。一方、企画商品は11.1%増でこのうちエースJTBは12.2%増。エースJTBの取扱人数は2.0%増で方面別では北海道が19.3%増、東北が5.0%増、中国四国が4.3%増となった。

 このほか訪日旅行では、サンライズツアーの5月の実績が人員ベースで1.5%減となり前年を下回った。6月以降の予約状況は6月が2.9%増、7月が3.4%増、8月が9.0%減などとなっている。また、JAPANICAN.comにおける5月の人員ベースの取扱実績は8.8%増で、6月以降の予約状況も6月が10.1%増、7月が3.4%増、8月が16.1%増とどちらも好調に推移している。