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着地型旅行100プラン 九州観光推進機構、「TRY九州」でプラットフォーム構築

 九州観光推進機構は5月24日、大阪市淀川区のホテルマイステイズ新大阪で2019年度下期九州観光素材説明会・相談会を開いた。4月での東京開催(本紙5月10日号で既報)に続いての開催で、関西から九州来訪を呼びかけた。

 同機構の緒方保宜・事業本部副本部長は、「GWは九州全体の観光入込は好調だったが、2018年の宿泊者数過去最高はインバウンドに支えらえたもの。やはり国内、なかでも東名阪からの集客が生命線になる。今年は大河ドラマ『いだてん』やW杯ラグビーもあるほか、キャンペーンも展開する。ぜひ商品造成、送客をお願いしたい」と、出席した旅行会社に呼びかけた。

 主に旅行会社を対象にした新たな観光キャンペーン「TRY九州2019」について説明。4月19日に始まり、20年3月31日まで実施するもので、7県の観光事業者や観光機関が着地型旅行プランを19年度は合計で100プランつくり、旅行会社に提供する。手配、在庫管理、精算業務などを一括管理するプラットフォームも用意し、旅行会社がエンドユーザーに販売しやすい環境を提供する。

 九州7県からは担当者が、各県の観光トピックスと「TRY九州」設定プランなどについて紹介した。

 各県からは、福岡県は北九州市の夜景や小倉城下町の魅力、佐賀県は唐津焼の魅力や鹿島の蔵めぐりタクシープラン、長崎県は産業革命と潜伏キリシタンという2つの世界遺産と五島列島の「しま旅」を紹介。熊本県は温泉をフィーチャーした「湯美人」やあか牛をはじめとするグルメ、大分県も温泉と食と、九州の2大温泉県は「湯」を中心にアピール。宮崎県は焼酎を楽しむタクシープランやパワースポットめぐり、鹿児島県は「西郷どん」関連の歴史観光や指宿温泉での癒しの体験などを取り上げた。

 また、九州各県の11の雛祭りをまとめた「ひなの国九州」も紹介した。


情報提供:トラベルニュース社