主要49社、4月の海外旅行は10連休特需、23%の大幅増

  • 2019年6月12日

 観光庁が発表した主要旅行会社49社の今年4月の旅行取扱状況によると、海外旅行取扱額の総額は前年比23.4%増の1819億4128万円で大幅増となった。最も取扱額が大きかったのはJTBグループ11社で29.1%増の541億1095万円。2位はHIS6社が43.7%増の435億9912万円、3位は阪急交通社3社が22.1%増の190億7177万円だった。観光庁は「ゴールデンウィーク10連休の影響により欧州方面を中心に好調だった」とコメントしている。

 伸び率は取扱額が809万円から2186万円に大きく伸長した富士急トラベルが270.3%増で1位。取扱額が10億円を超える企業では旅工房の88.0%増の31億4516万円、100億円超ではHIS6社が43.7%増で最も伸長した。

 なお、海外募集型企画旅行の総取扱額は20.6%増の322億7997万円で、取扱人数は5.1%増の13万2892人。1人あたり単価は14.7%増の24万2903円と、こちらも大きく増加した。

 なお、国内旅行の総取扱額は9.1%増の2321億3887万円で、10連休効果により大きく拡大。そのほか訪日旅行は7.4%増の282億1329万円で、合計は14.5%増の4422億9344万円となった。


主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)