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[倒産]5月の旅行業は3件減の2件、負債計4000万円

  • 2019年6月11日

 東京商工リサーチ(TSR)によれば、今年5月に発生した負債額1000万円以上の旅行会社の倒産件数は前年比3件減の2件で、9ヶ月ぶりに前年同月を下回った。負債総額は約4000万円。

TSR資料より転載

 このうち約3000万円は、名古屋市の第3種旅行業者のトラベルポストによるもの。中小企業や一般向けに、ピーク時の2007年9月期には約2億900万円を売り上げるなどしていたが、近年は法人からの受注が鈍化し、17年9月期の売上高は約4800万円にまで落ち込んでいた。以降も業況は回復せず、事業継続を断念して4月18日には名古屋地方裁判所から破産開始決定を受けた。

 なお、1月からの累計倒産件数は3件増の13件で前年を上回っているが、TSRは「中小・零細規模の業者が行き詰まる事態を中心に、旅行業の倒産は底打ちの兆しを見せている」とコメントしている。

TSR資料より転載