セレブリティクルーズ、改装後のミレニアム船内を披露、秋の日本周遊は日本人3割へ
セレブリティクルーズはこのほどセレブリティ・ミレニアムが横浜に来航したことを機に旅行会社やメディアに対し内覧会を実施。今年2月に改装を終え就航した船内を披露するとともに、プレゼンテーションではセレブリティクルーズのGSAであるミキ・ツーリストクルーズカンパニー長の百武達也氏が秋の日本周遊クルーズでは途中乗船と下船を可能とする特別料金を設定し、日本市場に対する認知度向上をはかるとともに日本人客3割をめざしていくなど、今後の取り組みについて発表した。
セレブリティクルーズでは「セレブリティ・レボリューション」として2019年1月から総額500億円の予算を投じて9隻の船の改装を実施中。今回披露されたセレブリティ・ミレニアムは、2019年2月に改装を終えたばかりの第1隻目だ。船内デザインは世界的に有名なデザイナー ケリー・ホッペンの監修によるもので、客室など白とシルバーを基調としたスタイリッシュなデザインとなっている。スパやメインレストラン、メインバーなどを刷新し、アクアクラス、海側、内側客室など計30室を追加したほか、スイートルーム専用のサンデッキが設けられている。
同社では現在2隻目となるセレブリティ・サミットの改修にかかっており、すべてが終了するのは2023年の予定だ。
途中乗下船を可能とする特別料金については、人気商品である「セレブリティ・ミレニアムで航く~2019年秋の日本周遊クルーズ~」で採用し、横浜発金沢下船7日間で13万8000円となるプランを発表した。百武氏によると、これは現在同社のクルーズ乗船客の9割が外国人であるなかで、日本市場での販売強化をめざしたもの。百武氏は訪日旅行による外国人客が3000万人を超えた一方、アウトバウンドは依然2000万人の壁を越えられない現状に言及しながら、「アウトバウンドを伸ばす意味でも、クルーズ市場は非常にポテンシャルが高い。ぜひ販売に協力を」と呼びかけた。
セレブリティ・ミレニアムは秋には9月22日に横浜港を出港し、11日間の日程で釜山に立ち寄り10月2日に再び横浜に帰港する。ミシュラン3ツ星レストラン出身シェフのコーネリアス・ギャラガ―氏が監修し、原材料の仕込みから調理まで、すべてを船内のキッチンでおこなう料理が好評という。
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