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JAL新LCCのジップエア、機体と制服のデザイン発表-増資も

  • 2019年4月11日

西田氏(中央)と運航乗務員・客室乗務員・地上係員の制服に身を包んだモデル 機体のデザインについて紹介する西田氏  日本航空(JL)の100%子会社で、2020年の運航開始をめざす国際線専門LCCのZIPAIR Tokyo(関連記事)は4月11日、「ZIPAIR Style Exhibition」と題した発表会を開催し、機体デザインと乗務員などの制服を発表した。機体デザインは垂直尾翼にはメインカラーのグレーをベースとしたシンボルマークを、側面にはサブカラーのグリーンで細いラインを配置。代表取締役社長の西田真吾氏によれば「矢がビュッと飛ぶ(zip)」ように、目的地に一直線に向かう姿をイメージしたという。

 運航乗務員・客室乗務員・地上係員が着用する制服のデザインは、ベルギーのアントワープ王立芸術アカデミーを首席で卒業し「TARO HORIUCHI」などのブランドを手がける堀内太郎氏が制作。普段着のような「着まわし」をコンセプトに、業務内容や天候、気分、体調などに合わせて、復数のアイテムから自由に組み合わられるようにした。また、明るい雰囲気の制服が多いLCCには珍しく、落ち着いた色彩でまとめるとともに「機能美」を追求したという。シューズには動きやすいスニーカーを採用した。

近未来的な演出のファッションショーで制服の「機能美」をアピール  あわせて、このほどJLを引受先とする40億2000万円増資を決定し、同日付で手続きを完了したことも発表。西田氏は「準備を大きく加速させる」と意気込みを示した。

 発表後の質疑応答では、西田氏が座席数の見通しについて説明。同社は20年夏ダイヤで開設予定の成田/ソウル(仁川)、バンコク(スワンナプーム)線ではB787-8型機を使用する予定だが、JLの同型機は最少で186席で使用しているところを「その1.5倍くらい」の席数とする方針を明らかにした。配置などは今年の冬に公表するという。