10連休GWは海外・国内ともに旅行者過去最多へ-JTB予想

  • 2019年4月4日

 JTBが4月5日に発表したゴールデンウィーク期間(4月25日~5月5日)の旅行動向調査によると、今年の総旅行者数は前年比1.2%増の延べ2467万人に上り、調査を開始した1969年以来過去最多となる見込みだ。今年は10連休化を受けて、海外旅行は6.9%増の66万2000人、国内旅行は1.1%増の2401万人と、ともに記録更新を予想。JTBグループ各社における販売状況、航空会社の予約状況などに加えて、3月下旬に全国の15歳から79歳までの男女2060名に対して実施したアンケートの結果などから推計した。

 今年のGWは皇位継承に伴い、4月27日から5月6日までの10連休が発生。期間中に帰省を含めて旅行に「行く」「多分行く」と答えた人は合計で1.1ポイント増の26.3%となった。回数は「国内旅行1回」が最も多く45.2%だった一方、29.8%が「国内旅行3回以上」、4.5%が「海外・国内旅行の両方」と回答した。

 10連休に関する質問では、「10連休なので旅行に行く」と回答した人は8.3%。そのほか「10連休なのでいつもより早く(2018年中)申し込んだ」の3.2%、「10連休なのでいつもより早く(19年1月以降)申し込んだ」の3.8%を合わせて、例年より早く申し込んだ人は7.0%に上った。

 海外旅行の「旅行日数」は「3泊4日」と「4泊5日」が同率の17.6%で最も多く、そのほか5泊6日以上はすべて増加。「旅行先」ではハワイの人気が根強く、その他の地域は東南アジアやヨーロッパが人気だった。「1人当たりの予定費用」は「20万円~30万円未満」が18.2%で最も多く、「30万円~40万円未満」は9.4ポイント増の14.9%と約1割増加した。「出発予定日」のピークは4月27日と予測。

 なお「ルックJTB」の予約状況では、昨年と同様に1位がハワイ、2位がグアム、3位が台湾となった以外は、ベトナム、イタリア、オーストラリアなどが人気という。

 方面別の総旅行者数の予想は右の表の通り。


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