東武トップ、10月は取扱額2.9%減、国内の減少響く

  • 2018年12月19日

 東武トップツアーズがこのほど発表した今年10月の旅行取扱概況によると、総取扱額は前年比2.9%減の153億6038万円となった。海外旅行と訪日旅行は2桁増となったものの、主力の国内旅行の減少が響いた。

 海外旅行の取扱額は11.1%増の32億4981万円。このうち団体旅行は13.9%増で、教育旅行団体が0.7%減と微減した一方、一般団体は22.3%増と大きく増加した。企画旅行は15.6%増で、自社企画商品が14.3%増、他社企画商品が13.4%増ともに2桁増。団体と企画商品以外の個人旅行は3.1%増だった。

 ちなみに海外旅行の総取扱人数は6.4%増。このうち団体は7.0%増で、方面別では韓国やシンガポール、グアム・サイパンなどが増加した。企画商品の取扱人員は13.5%増で、中国、韓国、欧州・ロシアなどが前年を上回ったという。

 国内旅行の取扱額は8.0%減の109億3954万円。このうち団体旅行は7.1%減で、内訳は一般団体が8.5%減、教育旅行団体が5.6%減だった。企画商品は10.7%減で、企画商品以外の個人旅行は10.9%減。

 そのほか、訪日旅行は28.0%増の10億4231万円、「その他」は30.9%減の1億2872万円だった。