アメリカン航空、導入1年で高評価を受けるプレミアムエコノミー[PR]

EXPOでもモックアップ展示、消費者へアピール強化

旅行会社へのセールスアプローチも強化
ハネムーンやフライ&クルーズでの顧客獲得も

5月に就任したAA日本地区営業本部長の矢島隆彦氏。ホテル業界で長年培った経験を生かし、プレミアムエコノミーについても従来以上に多様な顧客へ戦略的に販売していく考えだ

 B2Bでは、一般消費者と同時に旅行会社の認知度を高めるために、旅行会社店舗での展示も進める。「パッケージ商品に組み込んでいただけるチャンスもまだ多い」(矢島氏)との考えから、特に高単価パッケージ商品を取り扱う販売店での展示を強化していく。今年10月には新宿のエイチ・アイ・エス(HIS)店舗での展示も予定されている。

 旅行商品へのアプローチとして、矢島氏は「エコノミークラスとの違いを鮮明にしていかなければいけない。例えば、ノイズ低減ヘッドフォンやチェックイン荷物の郵船受け取りも提供するなど、プロダクトもサービスもワンランク上。そういったメリットが旅行商品の中でどのように伝えられているのか、しっかりとセールスの観点から見ていきたい」と話す。

プレミアムエコノミー専用のアメニティと「Casper」の寝具。スリッパの遊び心あるデザインもポイントだ

 AAでは、店頭でのモックアップ展示のほか、旅行会社スタッフを招待したファムツアーも積極的に実施しており、「実際にプレミアムエコノミーのフライトを体験してもらい、販売につなげていただける」取り組みも進めているところだ。

 このほか、「ハネムーンなどプレミアムエコノミーをおすすめできる客層は幅広い」という考えから、新しい潜在層としてフライ&クルーズへのアプローチや、ホテルでのウェディングフェアなどでの展示も視野に入れていきたい考えも示す。



業務渡航での需要開拓にも注力
オフィスにモックアップを展示

長距離路線であればあるほど、機内での時間の過ごし方が出張の成果に直結するのは自明のことだろう

 もちろん業務渡航もAAにとっては重要市場。AAと契約のある企業では、社内規定で利用クラスが決められているところも多いが、「そこにプレミアムエコノミーの価値と快適性を訴求することで、出張での利用を進めていきたい」考えだ。

 そしてAAでは、ここでもモックアップを活用。すでに法人契約のある十数社のオフィスの一角にモックアップを展示し、「休憩スペースとして活用していただくと同時に、その快適性を実体験していただいている」という。今後も、プレミアムエコノミー利用に前向きな企業には、同様の取り組みを積極的に展開していく。