国内LCC、お盆期間の旅客数は1.8%増、利用率は91.4%

  • 2018年8月21日

 ピーチ・アビエーション(MM)、ジェットスター・ジャパン(GK)、バニラエア(JW)、春秋航空日本(IJ)、エアアジア・ジャパン(DJ)は8月20日、お盆期間(8月10日~19日)の利用実績を発表した。5社の国際線と国内線の旅客数の合計は前年比1.8%増の47万4333人、座席数は2.9%増の51万8724席、利用率は0.9ポイント減の91.4%となった。

 このうち国内線のみを運航しているDJ以外の4社の国際線旅客数の合計は6.0%減の11万8791人。座席数は4.2%減の12万8466席で、利用率が1.8ポイント減の92.5%だった。5社の国内線旅客数の合計は4.7%増の35万5542人、座席数は5.4%増の39万258席、利用率は0.6ポイント減の91.1%だった。

 DJ以外の4社のそれぞれの際内合計の旅客数とその伸び率の1位はMMで、6.0%増の17万9034人だった。前年を最も下回ったのはIJで、前年は昨年の8月10日から20日までの今年より1日多い11日間の数値と比較していることから、24.5%減の2万3860人となった。利用率が最も高かったのもMMで、1.2ポイント減の92.8%。利用率の伸び率はGKが0.4ポイント増の91.5%となり、唯一前年を上回った。利用率と伸び率ともに最も低かったのはIJで、6.2ポイント減の88.9%だった。

 国際線の旅客数と利用率は4社とも前年を下回った。旅客数が最も多かったのはMMで0.4%減の6万6003人、最も少なかったのはIJで13.9%減の7019人だった。旅客数が最も落ち込んだのはGKで17.5%減の1万2491人。利用率が最も高かったのはIJで5.2ポイント減の92.8%、最も低かったのはGKで2.0ポイント減の90.5%だった。

 国内線の旅客数が最も多かったのはGKで2.1%減の15万8949人。旅客数の伸び率の1位はJWで13.2%増の5万7706人だった。最も利用率が高かったのはMMで0.6ポイント減の92.9%。北海道、東北、九州線が好調だったという。

 利用率の伸び率が最も高かったのはGKで0.6ポイント増の91.6%だった。最も落ち込んだのはIJで6.7ポイント減の87.4%。IJによると、8月から17年冬ダイヤから運休していた成田/新千歳線を再開し、成田/広島、関空線を増便して座席数が増え、一部の便で空席があったことなどが影響したという。

 このほか、昨年10月29日から中部/新千歳線の運航を開始したDJの旅客数は9015人、座席数は1万800人、利用率は83.5%だった。

 なお、各社が8月3日に発表した予約状況からの増減は以下の通り。