会長に片岡さん(双葉荘) 日旅協関西支部連、18年度も発展へ委員会事業
日本旅館協会関西支部連合会(増田友宏会長=奈良・春日ホテル)はこのほど、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪で開いた通常総会で増田会長が退き、後任に片岡哲司副会長(滋賀・双葉荘)の就任を決めた。
増田前会長は冒頭のあいさつで民泊問題に言及。「ヤミ民泊をなくすための行動を行っていきたい」と改めて強調した。日本旅館協会本部の針谷了会長(総会当時)は「任期中に会費を下げ、現金を残せたことなど事業を活性化することができた」と述べ、後任の本部会長にも事業継続の考えを示した。
2018年度の事業計画は▽総務企画委員会が旅館の魅力を発信して雇用につなげる▽IT戦略委員会が日旅協DRS(ダイレクトリザベーションシステム)への加入促進▽観光立国委員会がインバウンド誘客のための市場開発と日本旅館ホテルのPR▽労務委員会が労働生産性向上に関する調査及び研究▽青年グループが旅館業務の生産性向上、再現性、IT・AI化の研究を行うことを発表した。
総会終了後には京都外国語大学国際貢献学部グローバル学科教授のジェフ・バーグランドさんが「十人十色のおもてなし―伝わるインバウンドコミュニケーション」と題し講演した。
情報提供:トラベルニュース社