名古屋城本丸御殿、ついに全面公開/愛知
復元工事を行っていた「名古屋城本丸御殿」の全面公開が6月8日から始まった。3代将軍家光の上洛に合わせて増築された「上洛殿」や将軍専用のサウナ式蒸し風呂の「湯殿書院」などが当時の姿でよみがえった。
本丸御殿は1615年に徳川家康の命によって建造。1930年に国宝第1号に指定された。しかし空襲により全焼。2009年から復元工事に着手していた。
マスコミ向けの内覧会セレモニーで、名古屋市の名古屋城総合事務所の吉田祐治さんは「戦火を逃れた1049の障壁画の実物など、名古屋城が国宝であったため豊富な資料が残っています。昭和初期に各所を撮った写真が700枚以上あり、焼失してしまったものも復元模写をして蘇っています。400年前の空間を楽しんでください」と話していた。
名古屋城本丸御殿は入城料として大人500円。天守閣は5月7日から木造復元事業により入場できない。
情報提供:トラベルニュース社