北海道・沖縄・東京は今年も強し じゃらん夏の国内旅行動向、旅行費用の上昇も
リクルートライフスタイルは旅行サイト「じゃらんネット」の宿泊予約状況などから夏休み(7月14日―8月31日)の旅行動向をまとめた。北海道、沖縄県、東京都の上位3強の人気は揺るがず。費用の上昇がみられるなど、まずまずの夏になりそうだ。
人気の旅行先ランキング1位の北海道は、札幌、函館、洞爺湖の順に人が集まるが道内全域にわたって観光地が点在しているのが人気の理由のひとつ。2位の沖縄県は昨今人気の離島がエリアトップに。以下、東京都、静岡県、千葉県、大阪府、長野県、神奈川県、兵庫県と続き、10位に愛知県がランクイン。6月の名古屋城本丸御殿の公開など新施設、ホテルのオープンが相次ぎ、地力をつけた印象だ。
旅行平均費用は前年比で、宿泊旅行、日帰り旅行ともに予算帯が上昇。宿泊旅行では5万円以上の割合が前年の19.2%から今年は26.9%に大幅アップ。代わりに低予算帯は軒並み比率を下げている。日帰り旅行では前年の5千円―1万円から今年は1―2万円がトップの予算帯になるなど費用アップは顕著になっている。
混雑のピークはお盆初日の8月11日の「山の日」で昨年より混雑する傾向に。昨年同様、8月は全体的にお盆期間に旅行が集中する。
また、「SNSを旅行の参考にするか」の問いには「とても参考にする」「参考にする」あわせて約40%がSNSを利用していると回答。うち20代は63.6%、30代は50.4%と若者世代は2人に1人が活用、50代でも36.5%と幅広い世代の人参考にしており、情報入手手段としてもはや確立されたものになってきた。
動向は6月8日時点の「じゃらんネット」での予約人泊数実績をもとに前年同時期比で算出。アンケートは5月に全国20―69歳の男女を対象に行い、2109件の回答を得た。
情報提供:トラベルニュース社