日本航空、海外の法人営業でVR活用、機内の魅力を紹介
日本航空(JL)と、VR(仮想現実)コンテンツのプラットフォームを提供するナーブは、海外の法人セールスにおいて、VRを活用してJL機内の魅力を伝える実証実験を実施する。JLとナーブはこれまでもVRを活用し、海外の顧客に対するJLの認知度向上に取り組んできた。昨年は海外空港カウンターでVRを活用した座席アップグレードの仮想体験を実施した。
今回の法人セールスの実証実験では、シートだけでなく機内食や客室乗務員のサービスについても仮想体験を提供し、従来はパンフレットなど紙媒体でしか表現できなかったシートの快適性やJLならではのおもてなしをわかりやすく伝える。
JLによれば、ナーブの最新技術を活用した、軽量で折り畳み可能な新型VRゴーグルを使用するため、営業先のオフィスや展示会場などさまざまな場所で、手軽に機内にいるかのような臨場感のある映像を提供できるという。
実証実験は7月から2019年の3月までを予定しており、対象地域は香港、シンガポール、オーストラリア。今後拡大する予定という。