JTB、「道頓堀スクエア」開設、商店会と連携で情報発信
JTBと道頓堀商店会は6月1日、道頓堀の食とエンターテインメントの情報発信を強化し、人々の交流を推進する拠点として、道頓堀の中心部にある「中座くいだおれビル」内に「道頓堀スクエア」を開設する。2者は、昨年の10月に観光により道頓堀の価値を高めるために「エリアマネジメント分野の連携に関する協定」を締結しており、今回の開設は取り組みの一環。
「道頓堀スクエア」はカフェを併設したインフォメーションセンター「TONBORI BASE Cafe&Info」と劇場「道頓堀 ZAZA」で構成。インフォメーションセンターではデジタルサイネージによる情報発信やエンターテインメントチケットの販売を実施する。対応言語は日本語、英語、中国語とした。
カフェでは、ファッションやアートなどの期間限定イベントや世界的スポーツイベントのパブリックビューイング、音楽イベントの開催を予定する。カフェ内には道頓堀界隈で購入した商品の持ち込みが可能で、訪日外国人のみならず国内の旅行者も屋内で着席して道頓堀の食を楽しむことができる。
「道頓堀 ZAZA」は、お笑いのライブなどを実施している既存の「ZAZA HOUSE」「ZAZA POCKET'S」に加え、6月1日に新たに開業する「ZAZA Box」の3つの劇場で構成。「ZAZA Box」では「道頓堀presentsフードミュージカルGOTTA」を上演する。
JTBでは「GOTTA」の観劇券と商店会で使える「おもてなし券」をセットにした「道頓堀エンタメ満喫クーポン」を販売。団体旅行や教育旅行向けには、若手芸人の案内で法善寺横丁や浮世小路を歩き、商店会の街づくりの講演を聞き、「GOTTA」を観劇する旅行商品「地恵のたび道頓堀」を設定した。