訪日客数、4月は12.5%増で単月の記録更新、1000万人突破
日本政府観光局(JNTO)によると、今年4月の訪日外国人旅行者数(推計値)は前年比12.5%増の290万700人となり、単月の最高記録を更新した。航空路線の新規就航や増便、チャーター便の運航などに加えて、花見人気の高まりなどから、全体的に堅調に推移したという。1月からの累計は15.4%増の1051万9300人となり、過去最速のペースで1000万人を超えた。
市場別では台湾、タイ、フィリピン、ベトナム、インド、フランス、ロシアが単月の記録を更新。また、韓国、中国、シンガポール、マレーシア、豪州、米国、イタリアが4月の記録を更新した。香港、インドネシア、英国、ドイツ、スペインは前年同月を下回った。
旅行者数が最も多かったのは中国で29.2%増の68万3400人。2位の韓国は15.1%増の63万8500人、3位の台湾は13.7%増の47万人だった。伸び率が最も高かったのはロシアで37.3%増の1万2400人。2位は中国とベトナムがともに29.2%増となり、ベトナムは5万300人だった。3位はインドで22.3%増の1万7700人。
なお、4月の日本人出国者数は9.9%増の135万6700人だった。詳細は別途記載(下記関連記事)。