国内LCCのGW、旅客数は8.8%増、利用率1.8ポイント増
ピーチ・アビエーション(MM)、ジェットスター・ジャパン(GK)、バニラエア(JW)、春秋航空日本(IJ)、エアアジア・ジャパン(DJ)は5月7日、ゴールデンウィーク(4月27日~5月6日)の利用実績を発表した。5社の国際線と国内線の旅客数の合計は前年比8.8%増の45万3277人で、座席数は6.5%増の51万3900席、利用率は1.8ポイント増の88.2%となった。
このうち、昨年10月に運航を開始し、国内線のみを運航しているDJを除く4社の国際線旅客数は2.9%増の12万3472人で、座席数は1.8%増の14万40席、利用率は0.9ポイント増の88.2%。5社の国内線の旅客数は11.2%増の32万9805人で、座席数は8.4%増の37万3860席、利用率は2.2ポイント増の88.2%だった。
DJ以外の4社のそれぞれの際内合計の旅客数は、IJが17年冬ダイヤから成田/関空線、新千歳線を運休するなどして前年を下回った以外は、いずれも前年を上回った。1位はGKで11.1%増の17万9485人、2位はMMで11.9%増の16万9385人となり、4月20日に発表した予約人数の順位から逆転した。利用率はMMが前年と同じ90.6%だった以外は前年を上回り、1位はIJで17.0ポイント増の93.2%だった。
国際線の旅客数の1位はMMで8.0%増の6万5081人、伸び率の1位はIJで8.7%増の7083人となった。利用率はGKが2.3ポイント減の85.7%となったほかは、いずれも前年を上回り、利用率とその伸びが最も高かったのはIJで7.5ポイント増の93.7%となった。
国内線の旅客数の1位はGKで12.3%増の15万9746人。旅客数の伸びが最も高かったのはMMで、14.5%増の10万4304人だった。利用率はMMが0.5ポイント減の91.8%となった以外は前年を上回り、利用率とその伸び率の1位はともにIJで19.8ポイント増の92.8%となった。なお、中部/新千歳線のみを運航しているDJの旅客数は8638人で、利用率は85.7%だった。
なお、各社が4月20日に発表した予約状況からの増減は以下の通り。