ANAとJAL、GW国内線旅客は5.9%増、利用率3.7ポイント増
全日空(NH)と日本航空(JL)が5月7日に発表したゴールデンウィーク(4月27日~5月6日)の国内線の利用実績で、2社合計の旅客数は前年比5.9%増の246万1472人となった。座席数は0.8%増の319万2846席で、利用率は3.7ポイント増の77.1%だった。
会社別では、NHは旅客数が6.5%増の141万3872人、座席数が0.2%減の185万2362席で、利用率は4.8ポイント増の76.3%。JLは旅客数が5.1%増の104万7600人、座席数が2.2%増の134万484席、利用率は2.2ポイント増の78.2%だった。利用率はJLが、旅客数と座席数、利用率の伸びはNHが上回った。
方面別では、NHの旅客数は全方面で前年を上回り、最も多かったのは「九州」で8.6%増の36万9673人だった。伸び率が最も高かったのは「北海道」で9.5%増の27万750人。利用率も全方面が前年を上回り、「関西」が5.6ポイント増の82.2%、中部/羽田、成田線と羽田/八丈島線からなる「その他」が5.0ポイント増の80.3%で、ともに8割超となった。利用率の伸びが最も高かったのは「中国・四国」で6.4ポイント増の75.3%だった。
JLの方面別の旅客数は「沖縄」が1.6%減の8万7158人となった以外は前年を上回った。最も多かったのは「九州」で9.1%増の26万4213人で、旅客数の伸び率の1位は「中国・四国」で10.5%増の14万7060人。利用率は「沖縄」が1.2ポイント減の77.8%となった以外は前年を上回り、最も高かったのは「関西」で2.0ポイント増の85.9%だった。利用率の伸び率の1位は「中国・四国」で4.0ポイント増の76.5%だった。
なお、両社が4月20日に発表した予約状況からの増減は以下の通り。