JTBのGW予想、旅行者数は1.0%増の2443万人、過去最多に
▽国内旅行は「2泊3日」が8.7ポイント増
国内旅行の旅行日数は、全体に占める割合が最も高い「1泊2日」が0.2ポイント減の42.8%となった一方、2位の「2泊3日」が8.7ポイント増の37.6%と最も伸長し、3位の「3泊4日」も0.5ポイント増の13.3%となった。アンケートでは全体の47.6%が「最終日は休息日としたい」と回答したことから、4連休の最終日を休息日として、2泊3日で旅行に出かけるケースが多いと予想されるという。旅行の平均費用は日数が伸びることなどから1.7%増の3万6200円、旅行消費額は2.7%増の8630億円を見込む。
旅行先を尋ねたアンケートでは、「関東」が4.4ポイント増の22.0%と最も伸長。以下は「中国・四国」が2.2ポイント増の11.0%、「北陸」が1.5ポイント増の6.9%と続いた。最も落ち込んだのは「東海」で5.3ポイント減の6.9%。次いで「沖縄」が2.9ポイント減の1.2%、「近畿」が2.4ポイント減の9.8%などとなった。
エースJTBの予約状況を見ると、東北や九州、中国・四国などが人気で、開業35周年の東京ディズニーリゾートや3月末にグランドオープンした「東京ミッドタウン日比谷」などがある東京・関東地区が好調に推移。4月15日に水族館が、28日オフィシャルホテルが開業予定の「レゴランド・ジャパン」の関連商品は、東海地区を中心に予約が増えているという。出発日のピークは4月28日と5月3日を予想する。
このほか、利用宿泊施設を尋ねたアンケートでは、最も伸長したのが「旅館」で5.8ポイント増の30.1%、最も落ち込んだのが「ホテル」で9.1ポイント減の33.5%となった。エースJTBの予約状況によれば、有名な旅館に泊まる宿泊プランの予約が昨年と比べると好調に推移しているという。