JTBのGW予想、旅行者数は1.0%増の2443万人、過去最多に
▽海外旅行は欧州が9%増、シンガポールや香港も人気
海外旅行は人気の高いアジア方面に行きやすい日並びであることから増加を予想。9連休で長距離方面に行く旅行者も増える予想で、旅行費用の平均は2.7%増の26万4000円、総旅行消費額は3.4%増の1544億円を見込む。
方面別の旅行者数の推計では、復調傾向にある欧州が8.9%増の4万9000人と最も伸長。アジアは0.6%増の36万4000人で、韓国が4.3%減の8万8000人となる以外は、いずれも前年並みか前年を上回る見込みだ。最も伸び率が高いのはシンガポールで6.7%増の1万6000人。
そのほか、米国は北米が1.4%減の14万2000人で、グアム・サイパンが8.0%減の2万3000人、米国本土が2.0%減の4万8000人となる見通し。グアムは今年の1月にデルタ航空(DL)が成田線を運休したほか、ユナイテッド航空(UA)も複数の路線で運休や減便、機材の小型化を実施している。
「ルックJTB」の予約状況によれば、人気の方面はハワイ、台湾、シンガポールなどのアジア、イタリアやフランスなどの欧州など。出発日のピークは近距離のアジア方面への旅行を中心に5月3日となり、米国や欧州などの遠距離方面は4月28日、29日となった。
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