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主要50社、1月の国内旅行は0.3%減-外国人旅行は10.5%増

  • 2018年4月5日

 観光庁が取りまとめた今年1月の主要旅行会社50社(※)の旅行取扱状況によると、国内旅行の取扱額の合計は前年比0.3%減の2182億5915万円となった。同庁によれば団体旅行は好調だったが、1月中旬の大雪の影響で全体では前年を下回ったという。募集型企画旅行の取扱額は2.9%減の658億3904万円、取扱人数は5.3%減の231万9003人、単価は2.6%増の2万8391円だった。

 取扱額が最も大きかったのはJTB25社計で、2.9%減の625億7644万円。2位は楽天で8.6%増の403億5912万円、3位はKNT-CTホールディングス11社計で2.4%減の198億5598万円となった。上位10社のうち前年を上回ったのは4社で、最も伸長したのは楽天。最も落ち込んだのは東武トップツアーズで、6.4%減の52億386万円だった。

 前年からの伸び率の1位はトヨタツーリストインターナショナルで22.1%増の1億3226万円。2位は郵船トラベルで15.1%増の1億1666万円、3位はエヌオーイーで9.7%増の1億406万円だった。国内旅行を取り扱う48社の半数を占める取扱高が10億円以上の企業については、1位は楽天、2位は阪急交通社3社計で6.5%増の73億4469万円、3位はエイチ・アイ・エス(HIS)6社計で5.2%増の39億2957万円。なお、前年を上回った会社は24社だった。

 外国人旅行の取扱額の合計は10.5%増の140億3988万円で、中国やタイからの訪日客が好調だったという。募集型企画旅行の取扱額は6.7%減の4億998万円、取扱人数は4.7%増の3万3347人、単価は10.8%減の1万2294円だった。

 取扱額が最も大きかったのはJTB25社計で2.3%増の50億5668万円。2位はHIS6社計で31.4%増の33億496万円、3位は日本旅行で6.0%増の20億327万円だった。上位10社は東武トップツアーズが2.4%減の2億4893万円となった以外は前年を上回った。最も伸長したのはびゅうトラベルサービスで、198.1%増の1億4214万円だった。

 前年からの伸び率は、ヤマハトラベルサービスが昨年の5000円から、約933.8倍の467万円と最も伸長。続いて京成トラベルサービスが約7.9倍の63万円、名鉄観光バスが同じく約7.9倍の834万円となった。取扱高が1億円以上の企業8社については、伸び率の1位はびゅうトラベルサービス、2位はHIS6社、3位は京王観光で14.6%増の1億7022万円。訪日旅行を取り扱う36社のうち21社が前年を上回った。

 なお、海外旅行の取扱額の合計は8.3%増の1439億9008万円で、総取扱額は3.2%増の3762億8911万円となった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

※4月分からJTB15社計を25社計に変更し、びゅうトラベルサービス、エスティーエートラベル、テック航空サービス、ニッコウトラベルを追加。10月分からKNT-CTホールディングス8社計を分社化にともない11社に変更。11月分からHIS5社にミキ・ツーリストを加えてHIS6社に変更。

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
1月単月