主要50社、1月の海外旅行は8.3%増、募集型は3.8%増

  • 2018年4月5日

 観光庁がとりまとめた今年1月の主要旅行会社50社(※)の旅行取扱状況によると、海外旅行の取扱額の合計は前年比8.3%増の1439億9008万円となった。台湾や香港、シンガポールなどが好調だったという。このうち募集型企画旅行の取扱額は3.8%増の300億7183万円、取扱人数は7.2%増の16万5820人、単価は3.1%減の18万1352円だった。

 企業別で見ると、取扱額が最も大きかったのはJTB25社計で6.0%増の382億9569万円。2位はエイチ・アイ・エス(HIS)6社計で16.6%増の274億8168万円、3位は阪急交通社3社計で11.4%増の168億4099万円だった。上位10社のうち前年を上回ったのは8社で、伸び率が最も高かったのはHIS6社。前年を下回ったのはジャルパックとDeNAトラベルで、このうちジャルパックは10.9%減の33億6792万円、DeNAトラベルは7.6%減の32億4096万円だった。

 17年1月からの伸び率は、びゅうトラベルサービスが37.0%増の8996万円と最も伸長。次いで日産クリエイティブサービスが23.8%増の6億3180万円、フジ・トラベル・サービスが23.6%増の1億3327万円と続いた。海外旅行を取り扱う47社の約半数を占める取扱高10億円以上の企業については、1位はANAセールスで20.2%増の16億3519万円。2位はエヌオーイーで18.9%増の23億8886万円、3位は日通旅行で17.5%増の26億533万円となった。このほか、前年を上回った会社は34社だった。

 なお、1月の国内旅行の取扱額は0.3%減の2182億5915万円、外国人旅行は10.5%増の140億3988万円、総取扱額は3.2%増の3762億8911万円となった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。


※4月分からJTB15社計を25社計に変更し、びゅうトラベルサービス、エスティーエートラベル、テック航空サービス、ニッコウトラベルを追加。10月分からKNT-CTホールディングス8社計を分社化にともない11社に変更。11月分からHIS5社にミキ・ツーリストを加えてHIS6社に変更。

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
1月単月