ANAとJAL、2月の国内線旅客は3.3%増、利用率は69.4%

  • 2018年4月1日

 全日空(NH)と日本航空(JL)の今年2月の国内線の運航実績で、2社の旅客数の合計は前年比3.3%増の546万5317人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は0.5%増、旅客輸送量を表す有償座席キロ(RPK)は4.1%増で、利用率は2.4ポイント増の69.4%だった。

 2社のうち、3月30日に運航実績を発表したNHの旅客数は2.7%増の290万6763人。ASKは0.3%減、RPKは3.9%増で、利用率は2.8ポイント増の68.5%だった。旅客数はJLの255万8554人を上回ったが、利用率はJLの70.7%を下回った。JLは23日に2月の運航実績を発表している(関連記事)。

 路線別の旅客数の上位3位はともに同じ結果となり、1位は羽田/新千歳線でNHは12.5%増の31万4346人、JLは3.9%増の25万494人となった。2位は羽田/福岡線で、NHは4.2%増の26万9712人、JLは0.8%増の23万9150人。3位は羽田/伊丹線でNHは2.9%増の22万2007人、JLは5.9%増の20万1073人となった。NHは上位6路線、JLは上位7路線を羽田線が占めた。

 NHの路線で旅客数の伸び率が最も高かったのは関空/宮古線で、62.6%増の6677人。2位は新千歳/那覇線で52.7%増の1万2177人、3位は中部/宮崎線で46.6%増の1万1604人だった。JLの伸び率の1位は福岡/花巻線で45.6%増の2149人、2位は関空/新千歳線で33.3%増の2万4237人、3位は伊丹/大分線で29.9%増の8145人。

 NHの路線で利用率が最も高かったのは成田/伊丹線で88.3%。以下は関空/新千歳線が86.8%、成田/新千歳線が85.4%と続いた。JLの利用率の1位は福岡/宮崎線で86.6%。2位は石垣/与那国線で85.7%、3位が那覇/与那国線で83.7%だった。

 国際線の詳細は別途記載(下記関連記事)。