シンガポール航空、新たなアプリでブロックチェーン活用

  • 2018年2月14日

 シンガポール航空グループ(SIA)はこのほど、マイレージプログラム「クリスフライヤー」について、ブロックチェーンを活用したデジタル・ウォレットアプリを8月を目途に導入すると発表した。SQによれば、航空会社のマイレージプログラムにおけるブロックチェーンの活用は、世界初の取り組み。

 SIAによれば、蓄積したマイルを電子化した「デジタルマイル」を提携店での買物に利用できるようにする予定で、まずはシンガポール国内の店舗を対象にサービスを開始するという。ブロックチェーンは仮想通貨システムなどで利用されている技術で、一定期間の取引データをまとめた「ブロック」と呼ばれるデータを鎖のようにつなげて管理する。データを複数のコンピューターで分散管理することで、データ改竄などの不正行為が起きにくいのが特徴。