行きたい北陸旅は―「幸せ」求め投票 阪急交通社が「HSK70総選挙」

 阪急交通社(松田誠司社長)は2月5日、「HSK70総選挙」と題し、自社ツアーの人気投票を始めた。同社の創業70周年を記念した企画で、「幸福度ランキング」上位にランクする北陸3県の「幸せ」をテーマにしたツアー商品が対象。それぞれ投票で1位になった暁には特典付与を実現する公約を掲げた、ユニークな取り組みだ。

 同社では昨年10月にも関西発カニ・バスツアー「HKB」で総選挙を実施。ツアーの企画担当者3人がイチオシ商品としてアピールするもので、参加したい商品をウェブで投票してもらい、その結果に応じてツアー特典にプラスアルファを加えるという趣向になっている。

 今回の「HSK70」は北陸・幸せ・3県、そして創業70周年の頭文字。JR西日本、福井、富山、石川の3県とタイアップし、70周年から2人参加の場合の旅行代金合計を7万円に設定した。

 企画の肝は日本総合研究所発表の「47都道府県幸福度ランキング」で上位を占めた福井県、富山県、石川県の「幸せの秘密」に迫ること。福井県は“温泉”としてあわら温泉、富山県は“絶景”として立山黒部アルペンルート、 石川県は“海の幸”として奥能登の魚介をメーンの“幸せ”として設定しコースを策定した。1位になった際の特典は福井が「水ようかん」、富山が「ます寿司」、石川が「輪島本漆塗の箸」をプレゼント。

 ツアーは2月5日に発売されており、出発日は4―7月。投票は「阪急交通社 hsk70」で検索すると表示されるホームページ上からできる。商品販売日の2月20日までが投票期間で、結果発表は3月5日。投票状況はHPで確認できる。


情報提供:トラベルニュース社