旅行データ分析の米アダラが全日空と提携、APACでの展開強化
カリフォルニア州に本社を置き、旅行市場に関するデータ分析事業などを展開するアダラは2月13日、このほど全日空(NH)と業務提携契約を締結し、NHが同社のデータコープ(複数社のデータを共同利用し、広告のターゲティングなどの精度を上げる取り組み)に参加することが決定したと発表した。日本の大手航空会社であるNHとの提携により、アジア太平洋地域におけるプレゼンス拡大などをはかる。ANAグループではバニラエア(JW)とピーチ・アビエーション(MM)も、すでにアダラと提携している。
アダラによれば、同社のトラベルデータコープに参加する企業は、旅行者の属性や行動パターンなどに関するデータを提供するとともに、他社のデータも共有。アダラは分析したデータを旅行会社などのクライアントに提供し、マーケティング活動を支援する。
アダラは近年、アジア太平洋地域での事業を拡大しており、現在は東京、香港、シンガポール、シドニーにオフィスを設けている。