主要50社、11月の海外旅行は9.1%増、欧州や台湾など好調
観光庁がとりまとめた2017年11月の主要旅行会社50社(※)の旅行取扱状況によると、海外旅行の取扱額の合計は前年比9.1%増の1746億8554万円となった。欧州や台湾、シンガポールが好調だったという。このうち募集型企画旅行は取扱額が9.6%増の320億1809万円、取扱人数は0.7%増の17万232人。単価は8.8%増の18万8085円だった。
企業別で見ると、取扱額が最も大きかったのはJTB25社計で8.0%増の509億1262万円。2位はエイチ・アイ・エス(HIS)6社計で13.6%増の313億3330万円、3位は阪急交通社3社計で10.7%増の169億4743万円だった。
前年からの伸び率では、フジ・トラベル・サービスが41.1%増の1億8909万円と最も伸長。次いで北海道旅客鉄道(JR北海道)が32.4%増の7074万円、KNT-CTホールディングス11社計が25.1%増の136億9528万円と続いた。海外旅行を取り扱う48社のうち33社が前年を上回った。
なお、11月の国内旅行の取扱額は3.2%増の3154億3840万円、外国人旅行は21.6%増の205億7500万円で、総額は5.8%増の5106億9893万円となった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。
※4月分からJTB15社計を25社計に変更し、びゅうトラベルサービス、エスティーエートラベル、テック航空サービス、ニッコウトラベルを追加。また、10月分から分社化にともない、KNT-CTホールディングス8社計を11社計に変更
▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
11月単月